「我孫子市企業立地方針策定委員会」の傍聴

　今日は、10時から「我孫子市企業立地方針策定委員会」を傍聴しました。この委員会は、今年の5月10日に第1回目が開催され、今回で4回目となりました。

　委員会設置要綱によると、設置目的は我孫子市企業立地方針を策定するためであり、委員会の任務としては方針策定のための調査、課題の整理及び提言に関することとされています。

　委員は、市内工業系事業者1名、市内金融機関関係者1名、企業立地に関し専門的知識を有する者３名(財団法人日本立地センター1名、社団法人千葉県宅地建物取引業協会1名、我孫子市商工会1名)、千葉県職員1名の6名です。委員の中から、日本立地センターの方が委員長に選任されています。

　今日の議題は、1．立地する企業の業種・業態について　２．立地優遇制度についてでしたが、１に関しては、業種・業態を絞るよりも機能の面で考えるほうがよいという意見が大半で、我孫子市の強みは家賃が安いことであり、成功している企業を誘致するよりも、企業の発展ステージの中で０からスタートする創業する地域としてはどうか？等の意見が出されました。

　また、土地利用の面からみても、我孫子市では大規模施設や大規模工場は無理であり、また、県の条例等でも大規模商業施設は無理であるという見解が示されました。そして、オフィスビルの中での研究、開発、デザイン等の機能を持った職種は可であり、小さくてもピカリと光るオンリーワンの企業や特殊な商売等の立地が望ましいのではないかとの意見も出されました。

　企業誘致の目的である税収と雇用に関しては、税収面ではなかなか難しいので雇用増を図ることを考えては等の意見もありました。

　我孫子の特性や社会状況から、大規模な工場等の立地は無理であるということは以前から主張してきましたが、今日の委員会でもそのような方向性の意見が大半であり、我孫子ならではの企業立地方針を模索していました。

　今日は、下記のようなたくさんの資料をいただきました。