シンポジウム「自治分権の実現力を競う!」

 昨日、標記のテーマでのシンポジウムが開催されました。

 パネラーは、山中松阪市長、熊谷千葉市長、松本和光市長、福嶋前我孫子市長、そして京都大学の諸富教授。「国への物乞い市政」から脱した独自のまちづくりで注目を集めている若手の市長たちと市民自治のまちづくりの先駆者福嶋さん、そして、自治体の公共政策や地方財政に関する多くのフィールドワークをもつ諸富先生。素晴らしいメンバーが勢ぞろいしました。

 会場には、秋山柏市長もお見えになっていました。

 シンポジウムの冒頭、福嶋さんから「市民自治はどこまで進んだか?」との問題提起がありました。行政の本質は権力。権力は何のためにあるのか?市民の自由を守るため。しから、権力である限り危険物。市民が権力をきちんとコントロールすることが大切、との気合の入った問題提起がありました。

 その後、市長たちから各市の独自の取り組みの紹介があり、まさに、自治分権の実現力を競うシンポジウムとなりました。

 各市長とも、徹底した情報提供と市民との熟議を市政運営の基本に置き、これまでの市民参加の審議会や委員会、パブリックコメント等で市民の意見を聞いたとするアリバイ作りではなく、あらゆる機会を通して市民との対話を試み、主権者である市民の意思に基づいた市政経営に汗を流していました。

 参加された市長たちの理論だけでなく、様々な工夫やユニークなアイディアを駆使した柔軟な施策によって、地域づくり、まちづくりを通して自治が育っていく可能性を感じました。

 2元代表制の一翼を担う市議会としても、自治分権の実現力を競う存在にならなければ!


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