千葉県の最終処分場について

 環境省は、4月17日、千葉県の最終処分場候補地として千葉市中央区にある東京電力千葉火力発電所の敷地を選定したとの報道がされています。

 千葉県と千葉市への伝達は、4月24になる予定で、熊谷千葉市長は、「現時点では話せることはない。まずは環境省からの話を聞きたい。」とコメントしています。

 手賀沼終末処理場内に一時保管施設を設置する決定と同様、今回の環境省の選定についても唐突感は否めません。

 国や県は、8,000ベクレルを超える指定廃棄物という“負の遺産”を県民市民に負担してもらうのであれば、もっと丁寧で民主的な手法をとって選定すべきである考えます。今後、千葉市民からの反発が予想されます。

 手賀沼終末処理場という危険な場所に、安易なテント倉庫で保管されている下水道汚泥焼却灰550トンは、一刻も早く堅牢な最終処分場に移動してもらわなければなりませんが、今回の環境省の選定の仕方には疑問を感じ得ません。

 一時保管施設および今回の最終処分場の設置についての論点は2つ。ひとつは、決め方の問題。もう一つは安全性の問題です。

 県民市民に負担を強いる問題については、対話の場を設定し、十分な情報提供・情報共有をしたうえで、議論を尽くして合意形成を図ることが何よりも重要であります。日本の民主主義が問われているといっても過言ではないと思います。


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