手賀沼の放射能対策に関する講演会

 今日、我孫子市議会において手賀沼の放射能対策に関する講演会が議員対象に開かれました。

講師は東京大学大学院・工学系研究科都市工学専攻の森口祐一教授。演題は「原発事故による放射性物質汚染の推移と除染・環境回復」。講演内容は次第のように、前半は、放射線等に関する基礎的知識と2011年3月に東葛地域で起きていたこと。後半は手賀沼の放射性物質汚染の推移等、河川・湖沼の放射性物質汚染の問題についてでした。

 森口教授は、放射能の都市内濃縮の専門家で、3.11に伴う原発事故後、水道水や下水道汚泥の放射性物質汚染に関する検討会、除染について助言する環境省環境回復検討会委員、原子力規制委員会帰還に向けた安全・安心対策検討チーム外部専門家など、政府の放射能対策の委員を多数努められています。また、日本学術会議東日本大震災復興支援委員会放射能対策分科会委員として対策の提言作成に加わっていらっしゃいます。また、柏市や松戸市等において、市民や行政と協力して放射能問題に取り組まれています。

 今日のお話を伺い、放射能問題に大変真摯に取り組んでいらっしゃる様子が伝わってきました。また、国の意識を変えることは難しいので、自治体が自らどのくらい取り組むことができるかどうかにかかっていると、大変率直に発言されていました。

 今後、森口研究室と柏市、我孫子市と一緒に手賀沼の放射能対策に取り組んでいただけるよう放射能対策特別委員会の委員長からお願いして今日の講演会が終了しました。

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