白樺村百周年

 今日は、「我孫子の文化を守る会」の放談クラブに参加し、同会の元会長、三谷和夫さんの「白樺村と美術館」というテーマのお話を聞かせていただきました。

 大正3年に我孫子天神山に柳宗悦、大正4年に我孫子弁天山に志賀直哉、そして、大正5年に我孫子根戸に武者小路実篤が居を構えました。

 その結果、大正5年には白樺三人衆が我孫子に揃って住んだことになります。そして、「我孫子の文士村というべき白樺村が成立したといえよう。本年はそのちょうど百年のちに当たる。」とのお話でした。

 文士村では、東京を除くと我孫子が最も早く、ちなみに鎌倉文士村は大正8年にできたということです。

 我孫子の地で志賀直哉は「和解」を執筆し、武者小路実篤は「新しき村」の発会式を行うなど、白樺派の30歳前後の文士たちは活発に活動していたことがうかがわれます。

※下記の写真は三谷さんの資料に掲載されていたものです。

 偉大な文人たちを魅了し、居を構えさせた手賀沼をはじめとした我孫子の自然。そして、我孫子の地で彼らが残した偉大な功績。

 同じ地に住むものとして誇りに思うと同時に、我孫子の白樺派の貴重な遺産を生かしていくことが、今を生きる私たちの使命ではないでしょうか。

 久しぶりに、ロマン溢れる日曜の午後の静かな時間を過ごすことができました。


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