シンポジウム「アジアの地域統合と日米中」

 今日は、赤坂のTKPカンファレンスセンターで開かれたシンポジウムに参加してきました。

 テーマは「アジアの地域統合と日米中」、パネルディスカッションのパネラーは、川島真・東京大学教授、大庭三枝・東京理科大学教授、李鍾元早稲田大学教授、柳澤協二元内閣官房副長官補と錚々たる面々。

 最初にアメリカ大統領選とアジアへの影響について、その後、南シナ海問題をめぐる中国とASEAN諸国との関係、最後に、ASEAN地域統合の意義等について議論が展開されました。

 超大国が無くなってパワーバランスが大きく変化した世界の中で、大変難しい問題が複層的に重なっている中、どのようなアジアの枠組みを創っていくのか?

 「中国は、政治と経済をきりわけてきたが、周近平になってから、主権の問題で譲らなくなり、アジアを語り始めるようになった。ASEANの中心性が維持できるのか?」等の懸念、また、「日本は東アジア構想のどこを重要視していくのかが問われる。」等の今後のアジア外交の課題が示されました。

 パネリストの様々な視点でのアジアの現状分析は、大変、興味深い内容で3時間半がアッという間に過ぎました。


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