サイエンスカフェ「富士山の火山災害とその軽減を考える」

 久しぶりにサイエンスカフェに参加しました。今日は、山梨県富士山科学研究所の吉本充宏先生のお話でした。

 先生は、火山地質学と火山防災が専門で、日本科学学会と日本地質学会に所属され、火山の既往歴から火山を考え、噴火予報と経過観察をしているとのことでした。

 「災害は全てアンラッキーだったのか?」との問いかけが先生からありました。2014年の御嶽山の噴火で亡くなられた方は、噴火の写真を撮っていて噴石で亡くなった方が多かったといいます。噴火の際、噴石が飛んでくることを想像できなかったからだといいます。

 日本人は、8割の人が動かないと自分も動かなくても大丈夫だと思うところがある。だから、災害に対する正確な知識が必要であるとお話しされました。

 そして、3.11の際の釜石の奇跡、「津波てんでんこ」の例を示し、防災教育などソフト対策の重要性を強調されました。


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