講演会「超高齢社会をどう生きるか」

 今日は、認定NPO法人「東葛市民後見人の会」主催の第7回講演会に参加しました。今回は、我孫子市在住の元最高裁判所長官、山口繁さんの「超高齢社会をどう生きるか」~スモール イズ ビューティフル~というテーマのお話でした。

 はじめに、自己紹介をしながら、たつて我孫子市に住んでいた朝日新聞の記者であった杉村楚人冠の「湖畔吟」や中勘助の「沼のほとり」に触れ、我孫子に住んでよかったというお話をされました。

 その後、「超高齢社会をどう生きるか」「高齢社会の今後はどうなるか」のお話に移り、マクロでは、平成24年に閣議決定された「高齢社会対策大綱」の中の「支えが必要な人という高齢者像の固定観念を変え、意欲ある65歳以上のものには支える側に回ってもらうよう、国民の意識改革を図る」、また、「格差の拡大等に対応し、所得の再分配機能の強化や子ども・子育て支援の充実を通じて、全世代にわたる安心の確保を図る」ことが重要で、そのための社会保障制度の確立が必要だとのお話。

 ミニでは、我々一人一人何ができるかを問い、超高齢社会=人口超減少社会=定常型社会の実態をよく認識することが必要だとのお話。

 さらに、高齢者意識の払拭→生涯現役時代、世代間格差の是正→持続可能革命、物質的欲望の抑制→精神革命=価値観の転換・パラダイムシフト、幸福とは?富とは?仕事とは?のお話。

 そして、最後に、老子や源信等の『足るを知る』のお話をされ、『欲しがりません。孫・子のために』でお話をしめました。

 現在、80代後半の山口さんですが、毎朝、健康を維持するため手賀沼沿いを散歩しながらゴミ拾いをされています。また、地域の高齢者対策や防災、自然エネルギー推進の市民活動等のボランティアとして、まさに生涯現役を実践されています。


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