手賀沼終末処理場に一時保管されている下水道汚泥焼却灰(指定廃棄物)の保管について

 手賀沼終末処理場に保管されていた柏市、松戸市、流山市の高濃度放射性物質を含むごみ焼却灰(8,000ベクレルを超える指定廃棄物)は3市が持ち帰りましたが、手賀沼終末処理場で発生した下水道汚泥焼却灰で8,000ベクレルを超える指定廃棄物は、現在、依然として手賀沼終末処理場のテント倉庫と主管廊に保管されています。

 千葉県内の指定廃棄物の長期保管施設の整備については、国が県内1ヵ所に集約して管理する方針を出し千葉市の東電の敷地に設置する案を提示しましたが、千葉市が反対しているため見通しが立たない状況にあります。

 そんな中、手賀沼終末処理場に保管されている下水道汚泥焼却灰の保管の安全性を高めるため、手賀沼流域7市の総意としてテント倉庫に保管されているフレコンパックを建屋内に移設するよう千葉県に要望していました。

 その要望に対して、11月8日に行われた手賀沼終末下水道事業連絡協議会臨時総会において千葉県から回答がありました。

 県の回答の内容は、テント倉庫に保管されているフレコンパックをラックで2段済みにして可能な限り建屋内に保管し、建屋内に入りきれない分は別の施設に保管するというものでした。なお、移設は年度内の完了を予定しているとのことです。

 このことにより、手賀沼終末処理場に保管されている指定廃棄物の保管の安全性は少し高まりましたが、長期保存施設の目途が立たない中で、指定廃棄物をどのように保管するかという根本的な問題は解決されたわけではなりません。今後、負の遺産の取り扱いについて、みんなで考えていかなければならないと思います。

 


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