オバマ大統領の最後のスピーチ

 オバマ大統領の最後のスピーチが感動を呼び起こしている。民主主義の重要性を訴える中で、「『チェンジ』は普通の人がかかわり求めるときにこそ実現する。」と語り、また、最後のお願いとして、「皆さんの『チェンジ』のもたらす力を信じてほしい。」と結んだ。

 アメリカは世界の警察官ではないとアフガニスタンやイラクから米軍を撤退し、キューバと国交を回復した。また、被爆地広島を訪問するなど、平和を希求してきた。そして、人種のるつぼであるアメリカで民族の多様性を尊重してきた。

 TVのコメンテーターがオバマは理想主義者ゆえに、政治の世界で苦しんだのではないかと。しかし、政治家は理想を語り、望むべき社会を目標にリードすべきだと思う。世界に普遍的な価値を語るリーダーがいなくなった時、目先の利益や自国の利益のせめぎあいが始まる。

 アメリカは、どんなに素晴らしいリーダーでも権力の集中を避けるため2期8年の任期は変わらない。20日にトランプ新大統領が誕生する。これからアメリカの民主主義、そして、私たちの民主主義が本当に問われてくると思う。


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