日弁連主催のセミナーに参加

 今日は霞が関の弁護士会館で行われたセミナーに参加しました。テーマは指定管理者制度のあり方~公共性の観点からの検証~。

 平成15年に指定管理者制度の導入が始まり、公の施設の管理運営に民間事業者やNPO等が参入することができるようになりました。

 導入の目的は、「多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応するため、公の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の縮減等を図ることを目的とする」(平成15年7月17日自治行政局長通知抜粋)ものでありましたが、自治体の厳しい財政状況等を背景に、次第にコスト削減が第1義の目的とされる事例や公共サービスの質が十分確保されていない事例、また、施設の設置目的から指定管理者の導入が適さないと思われる事例等が指摘されるようになってきました。

 このような状況を受けて、日弁連では今日のセミナーを開催し、自治体等連携センター条例部会が指定管理者基本条例案を提案しました。

 セミナーの第1部は、片山善博元鳥取県知事で現在早稲田大学公共経営大学院教授の講演、認定NPO法人「まちぽっと」の伊藤久雄さんの講演、太田雅幸弁護士の講演、第2部は上記の伊藤さん、太田さんに加え、板垣勝彦横浜国大大学院准教授と市川敏之静岡県経営管理部地域振興局長のパネルディスカッションが行われ、1時から5時までのハードなセミナーとなりました。

 私は、最近、いくつかの施設への指定管理者制度導入には疑問を感じ、先の議会で質問をしたこともあって、今日のセミナーには大変興味がありました。

 今日のセミナーを参考に、最近の指定管理者制度導入に係る様々な課題について、考えていきたいと思っています。


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